免許取り立てでも運転講習は受けていい?合宿免許・高速教習がシミュレーターだった方へ
免許を取ったばかりなのに、運転するのが怖い。そう感じている方から、ご相談をいただくことがあります。
教習所を卒業したばかりで講習を受けるのは、なんとなく気が引ける。そう思われるかもしれません。ただ、実際に免許取得から2週間でご相談いただいた方がいらっしゃいます。
この記事では、免許取得直後に不安が出やすい場面を整理し、どこから練習すればよいかをご説明します。書いているのは、指定自動車教習所に15年間勤務し、元技能検定員として合否を判定してきた講師です。
- 免許取り立てでも受講できます。ペーパードライバーであることは条件ではありません
- 免許取得直後の不安は、走る道路・乗る車・運転する目的が教習所のときと変わることから来ます
- 高速教習がシミュレーターだった場合も、一般道での確認から段階的に進めます
- 1回の講習で全部はできないため、いつ・どこで運転する予定があるかから順番を決めます
- 免許を取ったばかりで講習を受ける方がいること
- 「教習所で足りなかった」のではないという考え方
- 免許取得直後に不安が出やすい4つの場面
- どちらの車で練習するかの決め方
- 高速道路を希望する場合の進め方
- よくある質問
免許を取ったばかりで講習を受ける方はいます
「ペーパードライバー講習」という名前がついているため、何年も運転していない人のためのものだと思われがちです。実際には、免許を取ったばかりの方からのご相談もあります。
K Steering Lab の受講事例でいうと、CASE 09(大田区・20代女性)は、免許取得から2週間でのご相談でした。教習所での高速教習はシミュレーターだったため、実際の高速道路を走る練習をしたいというご希望でした。
K Steering Lab は自動車教習所ではありません。免許取得や検定、試験合格を目的としたサービスでもありません。すでに免許をお持ちの方が、実際に走る道で運転できる状態に近づくための講習です。ですから、「取り直し」でも「やり直し」でもありません。
「教習所で足りなかった」のではなく、つなぐための練習です
先に、はっきりお伝えしておきたいことがあります。
免許取得直後に不安を感じるのは、教習所の教習が不十分だったからではありません。合宿免許で取ったからでも、高速教習がシミュレーターだったからでもありません。
教習所の課程は、免許を取得するために必要なことを、限られた時間で身につけるように組まれています。その課程を修了して卒業検定に合格したということは、必要な水準を満たしたということです。
そのうえで、卒業した日を境に、次の3つが変わります。
| 変わるもの | 教習所のとき | 卒業したあと |
|---|---|---|
| 道路 | 教習所と、その周辺のコース | 自宅の周り・通勤路・送迎ルート |
| 車 | 教習車 | マイカー・家族の車・仕事で使う車 |
| 目的 | 課題をこなすこと | 目的地まで行って、停めて、帰ってくること |
この3つが一度に変わるため、「教わったことは覚えているのに、その通りにできない」という状態が起きます。足りないのは技術ではなく、いま走っている道と車に合わせた判断の基準です。
K Steering Lab の講習は、この接続の部分を扱います。何を見て、いつ確認して、進むか待つかをどう決めるか。それを実際に使う道路で、言葉にしてお伝えします。
免許取得直後に不安が出やすい4つの場面
① 地方や合宿免許で取得して、東京の道路を走る
地方や合宿免許で取得した方の場合、教習で走った道と、これから走る道の条件が大きく違うことがあります。交通量、車線の数、路上駐車の多さ、歩行者と自転車の量。どれも、判断に使える時間の長さに関わります。
ブランクがあるわけではありません。操作は覚えています。それでも戸惑うのは、見るべきものが増えていて、一つひとつに使える時間が短いからです。
② 高速教習がシミュレーターだった
高速教習をシミュレーターで受けた方から、「実際の高速道路を走ったことがない」というご相談をいただくことがあります。
シミュレーターでは、手順そのものは確認できます。実際の高速道路で変わるのは、判断に使える時間です。周りの車が速いぶん、見てから決めるまでの余裕が短くなります。料金所を通ってから本線に入り終えるまでの区間で、加速と確認と判断を同時に進めることになります。
K Steering Lab では、この区間を次の流れに分けて確認します。
- 本線に向けて加速する
- 本線を走る車を、ミラーと目視で見る
- 自分と相手の速度差と、車と車の間隔を見る
- 「あの車の前」「あの車の後ろ」と、入る場所を先に決める
- 合図を出して、決めた場所へ入る。迷ったら次の間隔を待つ
どこでつまずくかは人によって違うため、実際に走りながら確認します。
③ 教習車と、これから乗る車が違う
教習車と、これから乗る車が違うという場合もあります。マイカーの納車がこれからという方、家族の車を借りる方、仕事で使う車(社用車など)に乗ることが決まっている方などです。
車が変わると、車幅の感じ方、ミラーの見え方、ハンドルの重さ、アクセルとブレーキの効き方が変わります。教習車で覚えた目印は、そのままでは使えません。
だからこそ、目印ではなく、どの車でも使える確認の順番を持っておくことが役に立ちます。
④ 免許取得後すぐに運転する予定がある
仕事で使うことが決まっている、家族の送迎を始める予定がある、帰省や旅行で高速道路に乗る予定がある。免許を取ってすぐに運転する必要がある方もいらっしゃいます。
期限があるときは、不安なこと全部をならべて練習するより、その日までに必要な場面から順番に確認する方が現実的です。最初にどの場面から始めるかは、ご相談のときにうかがいます。
いつ・どこで運転する予定があるかを、LINEでお送りください
免許を取ったばかりの方も受講いただけます。運転する予定と、不安に感じている場面をお送りいただければ、どこから始めるかの目安をお伝えします。
LINEで相談する(無料)免許取得直後の方は、どこから練習するか
どちらの車で練習するかを先に決める
どの車で練習するかによって、選び方が変わります。
| プラン | 使う車 | 向いている方 |
|---|---|---|
| 品川集合プラン | 教習車 | 納車前の方、これから乗る車がまだ決まっていない方 |
| 出張プラン | マイカー、またはこちらで用意する車両 | 乗る車が決まっている方、実際に使うルートを走りたい方 |
普通車での講習は、補助ブレーキを装着して行います。ただし車種・年式によっては取り付けできない場合があるため、事前にLINEで確認させていただきます。
出張プランは地域によって受付条件が異なります。2時間から受け付けるエリアと、移動時間の都合で4時間講習から受け付けるエリアがあります。ご自宅の場所によって変わるため、ご相談のときにお伝えします。
高速道路を希望する場合も、一般道から確認します
高速道路の練習をご希望の場合でも、最初から高速に入る前提では進めません。合流・車線変更・速度調整は、一般道にも共通する判断だからです。
基本操作、車線の維持、後方確認、車線変更、周囲を見る余裕があるか。これらを一般道で確認したうえで、高速道路へ向かいます。当日の運転状況によっては、安全のため一般道での練習を優先し、高速道路での練習を行わない場合があります。
これは、免許取得直後だからという理由ではありません。どなたでも同じ進め方です。
1回で全部はできないので、順番を決めます
1回の講習で、不安なことすべてを扱うことはできません。そのため、まず基本走行を確認したうえで、その日に何を優先するかを一緒に決めます。
練習したい内容が決まっていない状態でも問題ありません。どの場面で不安になるか、いつ・どこで運転する予定があるかをうかがって、そこから内容を組み立てます。
よくある質問
まとめ
- 免許取り立てでも受講できます。ペーパードライバーであることは条件ではありません
- 不安の多くは、走る道路・乗る車・運転する目的が教習所のときと変わることから来ます
- 高速教習がシミュレーターだった場合も、一般道での確認から段階的に進めます
- 1回の講習で全部はできないため、いつ・どこで運転する予定があるかから順番を決めます
免許を取ったばかりの今だからこそ、教わったことが残っているうちに、実際に使う道で確認しておく意味があります。
ご相談いただけます
免許を取ったばかりの方、ブランクはないけれど都内の運転だけが不安な方も受講いただけます。
LINEは24時間受付。受付にかかる時間は約1分です。
希望プラン・エリア・運転ブランク・不安なこと・使用車両・希望日などを、順番に選んでいく形式です。
練習したい内容がまだ決まっていない状態でもご相談いただけます。
送信いただいた内容を確認したうえで、川野辺から日程や講習内容についてご連絡します。
送信した時点では予約は確定しません。
指定自動車教習所で15年勤務/教習指導員・技能検定員
東京23区を中心に出張ペーパードライバー講習を実施。
K Steering Labは自動車教習所ではありません。出張型のペーパードライバー講習サービスです。